田舎のエンジニア派遣の働き方

2020年の中頃から少しずつプログラミングの勉強を始めました。

2020年、2021年、2022年、と約2年半、独学で勉強をしてウェブアプリを作っていました。

当時は、自営業でしたので毎日8時間以上作業をしていました。

ウェブアプリの人気が出れば、その運営で生活費が得られると思っていました。

ですが実際は、そんなにうまくいくこともなく、貯金が無くなりました。

ウェブアプリで生活費を得る事が出来なかったので、やむを得ずサラリーマンになる事になりました。

プログラミングのスキルが多少身についていたので、そのスキルを活かせる仕事をしたいと思いました。

様々な会社にエントリーシートを送りましたが、全滅。

30社以上には送ったと思います。

30代半ばという年齢。実務経験と言えるかどうか分からない2年半のウェブアプリ作成期間。居住地が東北地方。

原因は分かりませんが、面接すら受けられません。

ようやく面接を受けられたのは、Xで知り合いになった人が所属しているSES企業。

SES企業といっても、実態はエンジニア専門の派遣会社。

面接を受けて、すぐに採用になりました。

その時の私のスキルは、以下。

python・・・Djangoフレームワーク)を使用してwebアプリが作れるくらい

JavaScript・・・Vue(フレームワーク)を使用してSPAが作れるくらい

その他・・・アプリをwebサーバーにデプロイできるくらいのインフラ知識

最初に派遣された会社は、業務系の会社。

使用している言語は、C#

なんとなくは読めるが、pythonとは勝手が違う。

はじめて使う、Visual Studio

私のスキルは、WEB系のスキルなのに、何故か業務系の会社に派遣されました。

営業担当の方は、

「田舎なので、選択肢が狭い」

C#は、需要があるので、やってみると良いと思いますよ」

と、言います。

私も、C#には興味があったので、この業務系の会社に行くことにしました。

この決断が不味かった。

これからエンジニア派遣で、会社に派遣される人には伝えたい事があります。

私たちは、

「はじめて使う言語だから、派遣先の会社も、その事を考慮したうえで、接してくれるだろう」

と考えるかもしれません。

ですが実際は、そんなに甘くはありません。

すべての職場がそうではないかもしれませんが、私が最初に派遣された会社は、私のスキルを全く考慮していませんでした。

派遣元の会社も、派遣先の会社も、私のスキルシートを見ているはずです。

ですが、私に与えられる仕事は、全く未経験の仕事。

そして、その仕事が出来ないと、「いい加減、覚えてよ」「メッキが剥がれたね」「なんで仕事終わらせられないの?」と、訳の分からない事を言ってきます。

仮に未経験の仕事をやらされても、その案件に入った以上、最終的に痛い目にあうのは、その仕事に就いた私たちです。

派遣元の会社は、私たちを助けるふりはしますが、積極的には助けてくれません。

私自身も、最初の派遣先では、かなり精神的に追い込まれました。

9ヶ月間、働く事になりましたが、パワハラまがいの目にあい、会社に行けない日もありました。

今は、自分のスキルにあった職場で働いています。

pythonを活かせる職場です。

とても居心地が良いです。

もし、派遣エンジニアをしていて、まだ経験が浅く辛い想いをしているなら、自分のスキルを活かせる職場に行く事をおすすめします。

もし、まったくスキルがない。得意な言語がない。といった場合は、今の職場に残る事しか出来ないかもしれません。

ですが、私のように、得意な言語があるにも関わらず、そのスキルを活かす事が出来ない職場に配属された場合、本当に辛い想いをします。

私自身、最初は開発の案件に入っていましたが、最終的には、保守・管理の仕事をオファーされました。

私は、そのオファーを断り、私の得意なpythonでの開発が可能な会社に行く事になりましたが、もし、あの時、オファーを受けていたら、今頃、保守・管理をしていて、開発には戻れなかったかもしれません。

エンジニア派遣は、派遣元の会社も、派遣先の会社も、私たちの事は考えていません。

ですので、私たちは、自分の頭で考えて、進路を決めなくてはいけません。